●高校生ら未利用魚を缶詰に 地球環境を考え行動する「アースデイ能代」の活動の一環で、能代高の生徒が22日、男鹿市の男鹿海洋高で未利用魚を活用した缶詰作りを行った。SDGs(持続可能な開発目標)を意識した取り組みで、八峰町で水揚げされたサバとイカを使い、味噌(みそ)や白神ねぎ入りなど8種類467個を完成させた。10月ののしろ産業フェアで来場者に試食を提供し反応を確かめ、商品化を目指す。生徒たちは「缶詰を通してアースデイの活動を知ってもらい、SDGsへの意識も広がってほしい」と話している。

缶詰を作り終え、笑顔を見せる能代高の生徒ら
●インボイス導入迫り説明会 消費税の「インボイス(適格請求書)制度」(10月1日開始)の導入が間近に迫っている。能代商工会議所が26日に開いたインボイス制度の説明会には能代市内の商工業者ら約20人が参加、新制度に対応するべく準備を進めた。一方、能代税務署には消費税の納税義務のない免税事業者からの、インボイス登録に関する相談が増加傾向にあるとし、登録を迷う事業者に対する周知・相談対応に引き続き取り組んでいくとしている。
●「シライチ」能代山本巡る 本県と青森県の7市町村で構成する環白神エコツーリズム推進協議会は、自転車で世界自然遺産・白神山地周辺を巡るイベント「白神山地一周『シライチ』チャレンジ」を行っている。白神山地の世界自然遺産登録30周年を記念した企画で、動画共有サイト「ユーチューブ」でサイクリングの魅力を発信している、ユーチューバーの愛あむさんも参加し、白神山地周辺の地域の魅力に触れている。秋晴れの27日は能代市や八峰町を巡った。

白神山地周辺を自転車で巡る「シライチチャレンジ」が行われ、さっそうと走る参加者(八峰町八森で)
●大雨被災地助けようと活動 7月の記録的大雨で被害を受けた県内の被災地を支援しようと、ボランティアグループが26日から三種町を拠点にボランティアキャンプを行っている。27日には能代市二ツ井町の収穫前の田んぼで流木やごみを撤去し、コンバインが障害物に邪魔されずに水田に入れるように協力した。参加したボランティアは、「水害を受けたことで農業をやめてしまおうかと悩んでいる農家もいると聞く。コメどころ秋田の農業を守る手助けになれば」と話し、被災者の心情に寄り添って支援に当たっている。

田んぼに散乱して収穫の障害になっている流木などを撤去するボランティアたち(能代市二ツ井町で)
●黑椎茸のブランド化へ動き 八峰町峰浜地域で菌床シイタケを栽培する若手農家が「八峰黑椎茸(くろしいたけ)協会」を設立した。レンチナス奥羽伊勢(峰浜石川)の伊勢隼人代表(37)が製造・販売している肉厚なシイタケ「黑椎茸」の栽培方法を共有してシイタケのブランド化を図ろうと立ち上げ、30、40代の6人が所属。同協会会長の伊勢さんは「日本一のシイタケ産地を目指したい」と意気込みを語る。

八峰町峰浜地域特産のシイタケの知名度を高めようと設立した「八峰黑椎茸協会」の会員たち
●與語さん県ピアノ最優秀賞 第20回県ジュニアピアノコンクールの本選はこのほど、秋田市のアトリオンで開かれ、初級A部門で能代市大瀬侭下のあいゆう音楽センターに通う與語菜々実さん(第四小3年)が最優秀賞に輝いた。與語さんは全6部門の中から選ぶ審査員特別賞にも選ばれ、「リラックスしていつも通りの演奏ができた。練習の成果を出せてうれしい」と喜んでいる。
●ミュージカル稽古熱帯びる 能代支援学校(佐藤圭吾校長)の高等部生徒によるミュージカル第28回公演「泣いた赤鬼~大切なもの~」は、10月6日午後1時30分から能代市文化会館大ホールで上演される。新型コロナウイルスの影響で昨年まで関係者向けに公開していたため、一般公開は4年ぶり。本番が迫り、生徒たちは観客の感動を誘う舞台を作り上げようと、連日の稽古に汗を流している。

本番が迫り、連日の稽古に熱が入る生徒たち(能代支援学校で)
●歩こう会、秋の街テクテク 能代歩こう会(星勝会長)の第54回早起き歩こう運動は27日朝、能代市役所を発着点に行われ、今年の本コースの日程を終了した。参加者は秋の爽やかな風を感じながら、市内の散策を楽しんだ。

朝のすがすがしい空気の中で散策を楽しんだ早起き歩こう運動(能代市富町で)

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